フィット GE6 エンジン不調 イグニッションコイルとスパークプラグが原因?

エンジン

エンジンの不調とエンジンチェックランプの点灯について、お客様からの依頼を受けて点検を行いました。

車を点検したところ、エンジンの振動が異常に大きいことに気づきました。さらに、エンジンチェックランプも点灯している状態でした。これらの症状から、何らかの問題があることは明らかでした。

そこで、次のステップとして診断機を接続し、エンジンを詳細に分析しました。その結果、3番シリンダーで失火が発生していることが判明しました。

失火はエンジンの性能に大きな影響を与え、振動やチェックランプの点灯の原因となり得ます。

初期の診断では、イグニッションコイルとプラグの全数交換が解決策として考えられましたが、まずは故障の原因をより深く理解することにしました。

問題は3番シリンダーの失火にあると判明していました。そこで、1番と3番シリンダーのイグニッションコイルを入れ替えて、再度診断機を用いて点検しました。この試みは、故障の原因を特定するための効果的な手段でした。

入れ替えた後の診断で、今度は1番シリンダーでの失火が検出されました。

これは、以前の3番シリンダーの失火と同じイグニッションコイルが関与していることを示しています。この結果から、3番シリンダーのイグニッションコイルに問題があることがほぼ確実となりました。

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イグニッションコイルとスパークプラグの交換

イグニッションコイルを1本交換すればとりあえず直りますが、修理後の再発予防のために

スパークプラグとコイルを全数交換します。

イグニッションコイルを交換する場合、故障した気筒のみではなく全数交換をオススメします。現在不具合が発生していない気筒でも劣化が進んでいる場合があり、すぐに同じ不具合が発生することがあるためです。スパークプラグの電極消耗が大きいと放電電圧が高くなり、イグニッションコイルの故障に繋がるので同時交換をオススメします。

交換時の注意点

  • イグニッションコイルのカプラーを破損させないように慎重に外す。
  • プラグホールにオイルが漏れている場合オイル漏れを修理する。
  • イグニッションコイルを落としたり衝撃を与えないように慎重に取り扱う。

イグニッションコイルとスパークプラグはエンジン後部に付いていて、サージタンクやカウルトップに隠れて見えません。

通常はカウルトップを外して交換するのですが、今回はサージタンクを外してみようと思います。

(単純にどちらが簡単に交換できるか試してみようと思いました。)

インテークマニホールドのボルトを外してサージタンクを切り離します。

エアダクトのバンド、ボルト、配線などを外してエアクリーナーケースを外します。

ボルトナット4本を外してスロットルボディを外します。

スロットルボディ裏の10ミリボルトを2本外します。

サージタンクを切り離します。

これでようやくイグニッションコイルが外せるようになりました。

イグニッションコイルはNGKの物を使いました。

DENSOのイリジウムプラグです。

 

スパークプラグを交換してイグニッションコイルを取り付けます。

後はサージタンク、スロットルボディ、エアクリーナーケースを元に戻して完成です。

カウルトップを外して交換する方が簡単?

サージタンクを外して交換してみた結果、、、

カウルトップを外した方が簡単に交換できると感じました。

なので今回投稿した交換方法はあまりお勧めできません

古いイグニッションコイルを外した時エンジンオイルが付着していたら

古いイグニッションコイルを外した時エンジンオイルが付着していることがあります。

エンジンオイルが付着すると新しいコイルを傷めてしまうので、オイル漏れを修理する必要が

あります。

その場合エンジンヘッドカバーを外してパッキンを交換するので、サージタンクを外さなければいけません。

なのでオイル漏れしている場合は今回の方法で交換すると良いと思います。

故障コードを消去する

交換が終わったら診断機を繋いで故障コードの消去を行います。

故障コードの消去を行わないと、エンジンチェックランプが消灯しないなどの不具合が発生する場合があるので必ず消去します。

 

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