今回はメルセデスベンツE250(W213)の修理事例を紹介します。
2016年式、走行は40000km弱です。
症状はメーター内のエンジンチェックランプが点灯。走行して特に不具合は感じないとのこと。
O2センサーの劣化かな?と思いましたが、走行距離からして少し故障するには早いかなと思いました。
スキャンツールによる診断
まずスキャンツールを繋いで診断します。
スキャンツールは運転席足元にあるOBDカプラーに接続します。
エンジン制御系統に故障コードが記憶されているか点検します。
NOxセンサーの不具合が記憶されていました。
NOxセンサーの交換
NOxセンサーはO2センサーに似た部品ですが、10万円前後する高価な部品です。
新品のNOxセンサーです。
NOxセンサーはマフラーの中間部分に取り付けられています。
車両右側(運転席側)のアンダーカバーを外します。
アンダーカバーは樹脂製のナット、クリップ、ビスで固定されています。
アンダーカバーを外すとセンサーのカプラーとユニットが見えます。
10㎜のナットとカプラーを外します。
NOxセンサーを緩めてマフラーから外します。
新品のNOxセンサーを取り付けます。
取付が終わったら、故障コードを消去してリセットします。
エンジンを始動してエンジンチェックランプが消灯したことを、確認します。
最後に走行テストをして異常がないことを確認したら修理完了です。
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