突然エンジンがかからなくなった車の整備事例を紹介します。
車は23年式の日産キューブ(Z12)です。プッシュスタート式なのでスマートキーの電池切れかな?と思いましたが、イグニッション”ON“の状態にはなるので違うようです。
試しにキーをエンジンスタートボタンに当てながら押してみましたが、かかりませんでした。
エンジンがかからない原因(プッシュスタート式)
エンジンがかからない場合以下の原因が考えられます。
- スマートキーの電池切れ
- バッテリーが弱っている
- スターターの故障
- ハンドルロックの故障
- ブレーキを踏んでいない
スマートキーの電池切れ
スマートキーの電池切れの場合、スタートボタンを押してもエンジンも掛からないし、
ON状態にもアクセサリーにもなりません。
電池が切れていても、キーをスタートボタンにタッチすることでエンジンを掛けることができます。
バッテリー上がり
バッテリーが完全に上がっているとエンジンを掛ける前にドアロックを解除することができません。
ドアロックの解除はスマートキーに刺さっっているメカニカルキーを使います。
ドアが開いたらバッテリーを交換するか、ジャンピングをすればエンジンを掛けることができます。
スターターの故障
スタートボタンを押してもONの状態にはなるがエンジンは掛からない、バッテリーをジャンピングしても掛からない場合はスターターの故障が考えられます。
ハンドルロックがかかっている
ハンドルロックが故障するとエンジンがかからない状態になります。点検した車両は”KEY”の警告灯は点いていなく、作動音もしていましたのでハンドルロックの故障ではなさそうです。
ブレーキを踏んでいない
ブレーキを踏んでいない、踏み込みが浅いとエンジンがかかりません。
点検した車両はしっかり踏み込んでもエンジンはかかりませんでした。
故障個所は?
では故障個所はどこなのか?点検をしていると、あることに気づきました。
”ブレーキランプが点いていない” 左右両方とも点いていないので、スイッチの故障かな?と思いブレーキペダルの上部についているスイッチを少し叩いてショックを与えたところ、ブレーキランプが点くようになり、エンジンも掛かるようになりました。
ブレーキランプスイッチは、ペダルの上部で見えない所に付いています。
原因はブレーキランプスイッチの故障で“ブレーキが踏んでいないことになっていた”ことでした。
ブレーキランプ(ストップランプ)スイッチの交換
ブレーキランプスイッチを新品に交換します。
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