今回はアウディA3(2代目)のバッテリー交換手順、メモリーバックアップ方法、初期化(リセット)方法、バッテリーサイズの紹介をします。
輸入車のバッテリーは国産車に比べて高額になりますが、交換方法は国産車と変わりません。
ですので自分でバッテリーを購入して交換することで、費用を節約できます。
バッテリーはエンジンルーム左(助手席側)に搭載されています。
バッテリーサイズ
輸入車のバッテリーはラベルにサイズが記載されていませんので、実際にバッテリーの長さを測って調べます。
- 長さ・・・278mm
- 容量・・・69Ah(アンペアアワー)
- EFB(液式高性能バッテリー)
長さが278mmでしたので、サイズがLN3のEFBバッテリーを選びます。
LN3のおすすめバッテリー
BOCSHのLN3 EFBバッテリー
バッテリー交換手順
バッテリーは以下の手順で交換します。
- イグニッション(キー)OFFの状態にする
- 運転席のOBDカプラーにメモリーバックアップバッテリーを接続し電源を入れる
- バッテリーのマイナスターミナルを外す
- バッテリーのプラスターミナルを外す
- バッテリーステーを外す
- バッテリーを車両から取り外す
- 新品のバッテリーを車両に取り付ける
- バッテリーのプラスターミナルを取り付ける
- バッテリーのマイナスターミナルを取り付ける
- バッテリーステーを取り付ける
- メモリーバックアップバッテリーの電源を切って接続を外す
- 初期化(リセット)作業をする
メモリーバックアップ
メモリーバックアップバッテリーを接続する前にキースイッチをOFF状態にしておきます。
メモリーバックアップバッテリーは運転席足元にあるOBDカプラーに接続します。
メモリーバックアップバッテリーのコードを接続して電源を入れます。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
バッテリーの取り外し
バッテリー上のカバーを外します。
バッテリーはステー1つで固定されています。
13㎜のボルトを揺るめてバッテリーステーを外します。
10㎜のナットを緩めてマイナスターミナルを緩めます。
10㎜ナットを緩めてプラスターミナルを外します。
取っ手を持ってバッテリーを車両から取り外します。
バッテリーの取付
古いバッテリーからバッテリーカバーを外し、新品バッテリーに取り付けます。
新品バッテリーを車両に取り付けます。
プラスターミナルを取り付けて10㎜のナットを締め付けます。
プラスターミナルを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。
プラスターミナルにカバーを取り付けます。
バッテリーステーを取り付けて13㎜のボルトを締め付けます。
上部のバッテリーカバーを取り付けます。
初期化(リセット)
バックアップバッテリーを使用せずに交換作業をした場合やバックアップに失敗した場合は以下の初期化(リセット)を行う必要があります。
パワーウインドウ
- パワーウインドウのガラスを一番下まで下げます。
- UP方向にスイッチを作動させて、一番上まで上げた後3秒くらいUP方向にスイッチを追い続けます。
- 上記の作業をドア4枚すべて行います。
日時、時計を合わせる
取説に従って時刻、日時を合わせます。
ステアリング舵角センサー
- ステアリングを左右にいっぱいに切るように走行する。
- ESP警告灯が点いている場合は、消えるまで走行する。
バッテリー交換後のコーディング
専用の診断機でコーディングする。
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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