ホンダフリード(GB5/6/7/8)のバッテリー交換、メモリーバックアップ、アイドリングストップ車の内部抵抗値初期化(リセット)手順を紹介します。
比較的簡単に交換できるので、自分で交換すれば整備費用を安く抑えられます。
バッテリーサイズ
ホンダフリード(GB5/6/7/8)のバッテリーサイズは、アイドリングストップ車とハイブリッド車で異なります。
アイドリングストップ車・・・N-65 (Nがサイズ、65が性能ラック)
サイズは同じ物、性能ランクは65以上のバッテリーを選びます。
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GSユアサ N-65 アイドリングストップ車用バッテリー
ハイブリッド車・・・38B19L (38が性能ランク、B19Lがサイズ)
サイズは同じ物、性能ランクは38以上のバッテリーを選びます。
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GSユアサ 44B19L スタンダードバッテリー
バッテリー交換手順
バッテリーの交換手順は以下の通りです。
- キーをOFFの状態にする
- メモリーバックアップバッテリーを接続する
- マイナスターミナルを取り外す
- プラスターミナルを取り外す
- バッテリーステーを取り外す
- バッテリーを車両から取り外す
- 新品バッテリーを車両に取り付ける
- バッテリーステーを取り付ける
- プラスターミナルを取り付ける
- マイナスターミナルを取り付ける
- メモリーバックアップバッテリーを取り外す
- アイドリングストップ車の場合、内部抵抗値の初期化をする
メモリーバックアップ
運転席足元にあるOBDカプラーにメモリーバックアップバッテリーを繋ぎます。
繋いだらメモリーバックアップの電源を入れます。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
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カーメイト メモリーキーパー(単4アルカリ乾電池6本使用)
バッテリーの取り外し
バッテリーはエンジンルームに取り付けられています。
バッテリーステーに取り付けられているクランプを外します。
10mmの工具を使用してクランプの固定部分を回して外します。
10mmのナットを緩めてマイナスターミナルを外します。
10mmのナットを緩めてプラスターミナルを外します。
10mmのナットを緩めてバッテリーステーを外します。
バッテリーを車両から取り外します。バッテリーカバーは車両に残しておきます。
バッテリーの取付
新品バッテリーを車両に取り付けます。
車両にバッテリーを載せたら取っ手を外します。
バッテリーステーを取り付けて10mmのナットを締め付けます。
ステーが付いたら、クランプも元の位置に取り付けます。
プラスターミナルを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。
マイナスターミナルを取り付けて10mmナットを締め付けます。
バッテリーステーのクランプは押し込めば取り付けられます。
メモリーバックアップバッテリーの電源を切ってから外します。
バッテリー内部抵抗値のリセット
バッテリーを交換したらECUのバッテリー内部抵抗値をリセットする必要があります。
- イグニッションOFFの状態にする
- ブレーキを踏まずにイグニッションスイッチを1回押す(アクセサリー状態)
- ブレーキを踏まずにイグニッションスイッチをもう1回押す(ONの状態)
- ブレーキを踏んでイグニッションスイッチを押してエンジンをかける
- アクセルを踏まずにそのまま1分間アイドリングする
以上の作業を4回繰り返します。
アイドリングが正常に作動するか確認
車を走行してアイドリングストップが正常に作動するか確認したら作業終了です。
アイドリングストップが作動する条件
- ECONモードがON状態
- 運転席のシートベルト着用
- エンジン暖気状態
- 5km以上の走行
- シフトレバーDレンジ
- バッテリー充電量が正常
アイドリングストップが作動しない条件
- ECONモードがOFF状態
- 運転席シートベルト未着用
- エンジン冷却水温が低い、又は高すぎる
- エンジン始動後、走行距離が5km未満
- シフトレバーがDレンジ以外
- バッテリー充電量が少ない
- バッテリー内部温度が5℃以下
- ボンネットが開いている状態でエンジンを始動した時
- 外気温が-20℃以下、または40℃以上でエアコンを使用しているとき
- エアコンの風量が多い
- エアコンの設定温度がHiかLo
- フロントデフロスターがON
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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