車のオイル交換を自分で DIY ジャッキアップしないで交換

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エンジンオイルの交換は、車のメンテナンスにおいて極めて重要な作業です。
通常、6ヶ月または5,000km走行ごとに交換が推奨されています。
なお、オイルエレメントについては10,000kmごとの交換が望ましいとされています。

たとえ走行距離が少なくても、時間の経過と共にエンジンオイルは劣化します。

そのため、定期的な交換が不可欠です。

本記事では、ステップワゴン(RK5モデル)のエンジンオイルを自分で交換する方法について、ジャッキアップする必要なく行う手順を分かりやすく解説します。


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自動車のオイル交換の重要性

  1. エンジンの保護:エンジンオイルは、エンジン内部の金属部分が直接接触するのを防ぎ、摩耗を軽減します。古くなったオイルはその性能が低下し、エンジンの寿命を縮める可能性があります。
  2. 冷却効果:オイルはエンジンの過熱を防ぐ役割も果たします。劣化したオイルは冷却能力が低下します。
  3. エンジンの清浄:エンジンを動かす過程で発生する汚れや微粒子を取り除く役割もオイルにはあります。使用されたオイルはこれらの汚れを蓄積していくため、定期的な交換が必要です。
  4. 燃費の向上:新鮮なオイルはエンジンの動作をスムーズにし、燃費の低下を防ぐ助けとなります。

エンジンオイル交換を自分で行うメリット

オイル交換の実際の作業時間は20~30分くらいですが、カー用品店や修理工場にお願いすると混んでいて待ち時間が1時間以上掛かったり、その場所に移動したり予約する手間がかかったりします。

ですのでエンジンオイル、エレメントの交換は2年ごとの車検と1年ごとの定期点検で修理工場に出した時についでに交換してもらうと効率的です。

  1. コスト節約:専門店やディーラーでのオイル交換は、オイル代だけでなく、工賃もかかります。自分で行うことで、その工賃分を節約できます。エンジンオイルも自分で購入することで、安く入手できます。
  2. 使用するオイルを選べる:自分で交換する場合、自分の車に最適なオイルやオイルフィルターを自由に選択できます。
  3. 車の状態を把握:オイル交換を自分で行うことで、エンジンの状態や他の部分の状態もチェックでき、早期に問題を発見することができます。
  4. スキルアップ:自分でメンテナンスを行うことで、車に関する知識や技術が増え、他のメンテナンスや修理も自分で行えるようになる可能性があります。

用意する物

  • エンジンオイル4リットル缶
  • オイルノズル(缶に取り付けるタイプ)
  • 廃油ボックス(4.5リットル)
  • ドレンパッキン(新品)
  • ウエス(ティッシュでもOK)
  • メガネレンチ(14-17m)
  • パーツクリーナー(オイルエレメントを交換しなければ不要)

カストロールの部分合成油 粘度5W-30 

ほとんどの車種がこの粘度を買えばOKだと思います。

2,000円以下で買えました。

廃油ボックスです。(200~300円)

少し大きめを買うと良いと思います。

メガネレンチ(14-17m)

安物でOKです。

ホンダのドレンプラグは17ミリです。

ドレンパッキン。ホンダ用です。

オイルノズルです。

オイルの缶に直接取り付けるタイプです。

これがおすすめですね。オイルジョッキのように場所をとりません。

パーツクリーナーです。

オイルをこぼしてしまったり、汚した場合のみ使います。

 

エンジンオイル交換方法  手順

エンジンオイル交換は上抜きと下抜き、2種類の方法がありますが、実際の整備工場では下抜きがほとんどです。

エンジンオイルを下抜きするメリット

  • エンジン内の不純物の排出:エンジン運転中にオイルに混ざる金属片やその他の不純物は、重力の影響でエンジンの底部に沈殿します。下抜きを行うことで、これらの不純物を確実に排出することが可能です。
  • 使用する道具が少ない:下抜きの場合、専用の吸引機器などは不要で、ドレンパンとレンチなどの基本的なツールで作業が完了します。
交換手順は以下の通りです。
  1. ボンネットを開ける
  2. エンジンオイルのフィラーキャップを緩めて取り外す
  3. ハンドルを右にいっぱいに切る
  4. 廃油ボックスを用意する
  5. エンジンオイルのドレンプラグを緩める
  6. エンジンオイルを抜く
  7. 抜き終わったら新品のドレンパッキンに交換してドレンプラグを締める
  8. オイルの4L缶にノズルを取り付ける
  9. エンジンオイルを注入口から入れる
  10. オイル量を確認する

それでは実際に交換します。

エンジンオイルの抜き取り

ボンネットを開けます。

エンジンを掛けてハンドルを右にいっぱいに切ります。ハンドルを切ったらエンジンを止めます。

 

エンジンオイルのフィラーキャップを緩めて外します。

右に切ったタイヤの隙間から手を入れ、メガネレンチを使用してドレンボルトを緩めます。

手で緩むくらいにしてドレンプラグはまだ付けたままにしておきましょう。

廃油ボックスをセットしてドレンプラグを外す。

地面にこぼさないように注意しましょう。

手は多少汚れてもOKにしましょう。駐車場にこぼすと後処理が大変!

古いオイルが抜けたら新品のドレンパッキンを付けてドレンプラグを取り付ける。

ドレンプラグを締め付けます。締めすぎないように注意します。

ドレンに付いている廃油をティッシュペーパーなどで拭きます。

エンジンオイルの注入

エンジンオイルの缶にノズルをセットしてオイルを入れます。

缶のフタを開けます。(ドライバーなどでこじる)

ノズルを缶にセットする。

新品のエンジンオイルを入れます。(とりあえず3.5リットルぐらい)

ノズルが缶から外れないように注意します。

抜けたら新品のドレンパッキンを付けてドレンプラグを取り付ける。

オイル量の点検

レベルゲージのアッパーレベル付近になるように調整しましょう。

エンジンオイル量の点検方法は以下の通りです。

  • エンジンを暖気する
  • エンジンを止める
  • オイルがオイルパンに落ちるまでしばらく待つ
  • レベルゲージで量を確認

 

これで交換作業は終了です。

廃油の処理

廃油ボックスの袋をしっかり縛ります。

地域のルールに従って適切に処分しましょう。

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