今回はアルファードハイブリッド(30系)の補機バッテリーの交換方法、手順、取付位置、バッテリーサイズ、初期化(リセット)手順について紹介します。
アルファードハイブリッド(30系)のバッテリーはガソリン車と違い、エンジンルームではなくラゲッジルームに取り付けられています。
バッテリーサイズ
アルファードハイブリッド(30系)の補機バッテリーサイズはすべてのグレードでLN2を使用しています。
サイズはバッテリーのラベルに記載されています。
- 355・・・性能ランク
- LN2・・・バッテリーの大きさ
性能ランクは355以上、バッテリーの大きさはLN2の物を用意します。
LN2のおすすめバッテリー
GSユアサの375LN2 です。
バッテリーの交換手順
交換手順は以下の通りです。
- イグニッションOFFの状態にする
- メモリーバックアップ用のバッテリーを接続して電源を入れる
- バッテリーステーを外す
- マイナスターミナルを外す
- プラスターミナルを外す
- バッテリーを車両から取り外す
- 新品バッテリーを車両に取り付ける
- プラスターミナルを付ける
- マイナスターミナルを付ける
- バッテリーステーを取り付ける
- メモリーバックアップ用のバッテリーの電源を切って外す
- 初期化(リセット)作業をする
メモリーバックアップ
イグニッションOFF状態にしておきます。
運転席足元にあるOBDカプラーにメモリーバックアップバッテリーのコードを差し込み電源を入れます。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
バッテリーの取り外し
10mmのナットを緩めてバッテリーステーを外します。
10㎜のナットを緩めてマイナスターミナルを外します。
10㎜のナットを緩めてプラスターミナルを外します。
バッテリーを車両から取り外します。
バッテリーの取付
外した時と逆の順番で取り付けます。
新品のバッテリーを車両に取り付けたら、
- プラスターミナル
- マイナスターミナル
- バッテリーステー
の順番で取り付けます。
カバーを取り付けます。
バッテリーの取付が終わったらメモリーバックアップバッテリーのコードを抜きます。
初期化(リセット)手順
メモリーバックアップバッテリーを使用せずにバッテリー交換をした場合、又はバックアップに失敗した場合は初期化(リセット)作業が必要になります。
ステアリングセンサー0点取得
- READY ONにする
- ゆっくり左右1回転のステアリング操作を2,3回行う
- 車速35km/h以上で5秒以上直進走行させる
ステアリングセンサー舵角中立点記憶
- READY ONにする
- 平坦路で左右両側にステアリングをいっぱいに切る
パワースライドドア
- 手動で全閉させる
パワーバックドア
- 手動で全閉させる
ドアロック
- ドアロックスイッチでロック、アンロック操作する
ハイブリッド車の補機バッテリーとは ?
ハイブリッド車の補機バッテリーとは、ハイブリッドシステムの一部で、主にハイブリッドシステムを起動するために必要な電力を供給するバッテリーです。ハイブリッド車には、主にモーター駆動用の高電圧バッテリーと、補器用の低電圧バッテリーの2つのバッテリーが搭載されています。
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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