トヨタプリウスα の補機バッテリー交換・適合サイズ・初期化リセット

バッテリー

こんにちは!この記事では、プリウスα補機バッテリーの交換、メモリーバックアップ、および初期化リセット手順について、詳しく説明します。

トヨタのプリウスαを含むハイブリッド車の補機バッテリーは、従来のガソリン車で見られるスターターバッテリーとは異なる役割を担っています。

このバッテリーはエンジンを直接始動させるのではなく、ハイブリッドシステムの起動や車内の電子機器を動作させるためのバッテリーです。

このため、バッテリーが弱ってきても、一般的な車のようにスターターが回らないという明確な兆候が出にくく、バッテリーの状態を把握しにくいという特徴があります。

バッテリーの劣化が進むと最悪の場合、システムが起動しなくなる可能性もあるため、定期的な点検と交換が必要です。

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バッテリーサイズ

プリウスα、30系のプリウスのバッテリーサイズは2種類あり、現車での確認が必要です。

新車時にS34B20RとS46B24Rのどちらかのサイズが装着されています。

補機バッテリーはラゲッジルームに取り付けられています。

バッテリーを購入する前にバッテリーサイズを確認しておきます。

S34B20Rのおすすめ

GSユアサ S34B20R  トヨタ系ハイブリッド車用 補機バッテリー 

S46B24Rのおすすめ

GSユアサ S46B24R  トヨタ系ハイブリッド車用 補機バッテリー

バッテリーの交換手順

補機バッテリーの交換手順は以下の通りです。

  1. イグニッションOFFの状態にする
  2. メモリーバックアップバッテリーを接続して電源を入れる
  3. バッテリーステーを取り外す
  4. マイナスターミナルを外す
  5. プラスターミナルを外す
  6. バッテリーを車両から取り外す
  7. 新品のバッテリーを車両に取り付ける
  8. プラスターミナルを取り付ける
  9. マイナスターミナルを取り付ける
  10. バッテリーステーを取り付ける
  11. メモリーバックアップバッテリーの電源を切って外す

メモリーバックアップ

イグニッションOFFの状態にしておきます。

メモリーバックアップバッテリーは運転席足元にあるOBDカプラーに接続します。

メモリーバックアップバッテリーのコードを差し込み電源を入れます。

おすすめのメモリーバックアップバッテリー

カーメイト  メモリーキーパー (単4型アルカリ乾電池6本使用)OBDⅡカプラー給電仕様

バッテリーの取り外し

補機バッテリーはラゲッジルームに取り付けられています。

ラゲッジデッキボード下のボックスを取り外します。

右サイドのボックスを取り外します。

バッテリーステーに付いている、温度センサーのカプラーを外します。

10㎜のボルト、ナットを緩めて、バッテリーステーを外します。

10㎜のナットを緩めて、マイナスターミナルを外します。

10㎜のナットを緩めて、プラスターミナルを外します。

ガス抜きのホースを引き抜きます。

古いバッテリーを車両から取り外します。

バッテリーの取付

新品のバッテリーを車両に取り付けます。

ガス抜きのホースを差し込みます。

 

プラスターミナルを取り付けて10㎜のナットを締め付けます。

マイナスターミナルを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。

バッテリーステーを取り付けます。

温度センサーのカプラーを繋げます。

ボックスと、ラゲッジデッキボードを元に戻します。

メモリーバックアップバッテリーの電源を切ってからコードを抜きます。

初期化(リセット)手順

メモリーバックアップバッテリーを使用せずに交換した場合や、バックアップに失敗した場合は初期化(リセット)作業が必要になります。

パワーウインドウ

  1. ドアガラスを半分以上下げる
  2. パワーウインドウをUP方向に作動させ、全閉停止してから5秒以上スイッチを保持する

バックドア

  1. 運転席のスイッチでドアをロック、アンロックさせる。

バックモニター

  1. ブレーキを踏みながらスタートボタンを押し、READY状態にします。
  2. バックに入れてバックモニターを映します。
  3. ステアリングを左右にいっぱいに切ります。

ISC(アイドルスピードコントロールバルブ)学習

ISCの初期化(リセット)は診断機を使った方が確実ですが、手動で初期化する手順を紹介します。

  1. メンテナンスモードにします
  2. メンテナンスモードの状態でエンジン冷却水が70℃以上になるまで暖気します
  3. エンジンを切ります。(メンテナンスモードは解除されます)
  4. ブレーキを踏みながらスタートボタンを押してREADY状態にします。
  5. アクセルを踏んでエンジンを始動します。
  6. エンジンが停止するまで待ちます。
学習が完了しているか確認するには、診断機が必要です。

メンテナンスモードにする手順

  1. Pレンジにして駐車ブレーキをかけます
  2. ブレーキを踏まないでスタートボタンを2回押します(ON状態にする)
  3. アクセルを2回全開で踏みます
  4. シフトをNレンジにします
  5. アクセルを2回全開で踏みます
  6. Pボタンを押してPレンジにします
  7. アクセルを2回全開で踏みます
  8. モニターにメンテナンスモードと表示されたらOKです

バッテリーの廃棄について

廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。

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