今回はN-BOX(JF1)のバッテリー交換手順、メモリーバックアップ方法、アイドリングストップ車の内部抵抗値リセット手順を紹介します。
比較的簡単に交換できるので、自分で交換すれば整備費用を安く抑えられます。
バッテリーサイズ
N-BOX(JF1~4)アイドリングストップ車のバッテリーサイズはM42R(アイドリングストップ車用)を使用しています。
標準(充電制御)車のバッテリーザイズは34B17Lを使用しています。
N-BOXのバッテリー適合表
アイドリングストップ車のおすすめバッテリー
標準(充電制御)車のおすすめバッテリー
バッテリー交換手順
交換手順の流れは以下の通りです。
- メモリーバックアップバッテリーを接続
- バッテリーを取り外す
- バッテリーを取付
- バッテリーの内部抵抗値をリセット
- アイドリングストップが正常に作動するか点検
メモリーバックアップ
運転席足元にあるOBDカプラーにメモリーバックアップ用のバッテリーを繋ぎます。
メモリーバックアップ用のバッテリーを繋ぎ電源を入れます。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
バッテリーの取り外し
バッテリーはエンジンルームに付いています。
10mmのナットを緩めてバッテリーステーを外します。(ナットは完全には外さない)
バッテリーステーはフック状になっていてボデーに固定されています。
10㎜のナットを緩めて(完全には外さない)マイナスターミナルを外します。
10㎜のナットを緩めて(完全には外さない)プラスターミナルを外します。
バッテリーを車両から外します。
バッテリーカバーは車両に残しておきます。
バッテリーの取付
新品バッテリーを車両に載せます。
バッテリーを載せたら持ち手を外します。
プラスターミナルを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。
マイナスターミナル取り付けて10㎜ナットを締め付けます。
ステーのフック部分を車両側の穴に引っ掛けます。
バッテリーステーの10㎜ナットを締め付けます。
メモリーバックアップ用のバッテリーの電源を切ってから外します。
バッテリー内部抵抗値のリセット
バッテリーを交換したらECUのバッテリー内部抵抗値をリセットする必要があります。
- エアコン、ライトなどをOFFの状態にする。(電気負荷をなくす)
- イグニッションOFF
- ブレーキを踏まずにイグニッションスイッチを押す(アクセサリー状態)
- ブレーキを踏まずにイグニッションスイッチをもう1回押す(ONの状態)
- ブレーキを踏んでイグニッションスイッチを押してエンジンをかける
- アクセルを踏まずにそのまま1分間アイドリング状態にします。
以上の作業を4回繰り返します。(警告灯がすでに点灯している場合は消えるまで繰り返します)
アイドリングストップの確認
最後に車を走行させてアイドリングストップが正常に作動するか確認して終了です。
アイドリングストップが作動する条件
- ECONモードがON状態
- 運転席シートベルト着用
- エンジン暖気状態
- 5km以上走行
- シフトポジションDレンジ
- バッテリー充電量が正常
アイドリングストップが作動しない条件
- ECONモードがOFF状態
- 運転席シートベルトを着けていない
- エンジン冷却水温が低い又は高い
- エンジン始動後走行距離が5km未満
- シフトポジションがDレンジ以外
- バッテリー充電量が少ない
- バッテリーの内部温度が5℃以下
- ボンネットが開いている状態でエンジンを始動した時
- 外気温がマイナス20℃以下または40℃以上でエアコンを使用している
- エアコンの風量が多い
- エアコンの設定温度がHiかLo
- フロントデフロスターがON
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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