トヨタ アルファード 20系のバッテリー交換,メモリーバックアップ,リセット(初期化)方法、バッテリーサイズの見方を紹介します。
バッテリーはエンジンルームに装着されていて、比較的簡単に交換できますのでDIYも可能です。
バッテリーサイズ
バッテリーサイズは55D23Lと80D26Lを使用しています。
グレードによってサイズが異なりますので、今装着されているバッテリーサイズの確認が必要です。
交換する車両には80D23Lのバッテリーが装着されていました。
- 80・・・バッテリーの性能ランク
- D23・・・サイズと端子の大きさ
- L・・・端子の向き
D23Lのおすすめバッテリー
D26Lのおすすめバッテリー
メモリーバックアップの方法
バッテリー交換時にメモリーバックアップバッテリーを接続することで、電源が切れることなく、車両の電子装置に保存されているデータを保護することができます。メモリーバックアップバッテリーを使用しなかった場合は、パワースライドドア、ステアリング舵角センサーなどの初期化(リセット)作業が必要になります。
メモリーバックアップの方法は運転席足元にあるOBDカプラーにバッテリーを接続することで行います。
メモリーバックアップバッテリーのコードをOBDカプラーに接続して電源を入れます。
これでメモリーバックアップは完了です。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
バッテリーの取り外し
エンジンルームフロント部分のカバーを外します。
カバーを固定しているクリップは中央部分を、マイナスドライバーなどで持ち上げることで外れます。
バッテリーステーに固定されているハーネスのクランプを外します。
10mmボルトとナットを緩めて」バッテリーステーを外します。
10mmのナットを緩めてマイナスターミナルを外します。
10mmナットを緩めてプラスターミナルを外します。
バッテリーカバーを外します。
古いバッテリーを車両から取り外します。
バッテリーの取付
新品のバッテリーを車両に取り付けます。取り付けたら取っ手を外します。
バッテリーカバーを取り付けます。
バッテリーステーを取り付けます。
バッテリーステーのフック状の部分を車両側の穴に引っ掛けます。
プラスターミナルを取付けて10mmのナットを締め付けます。
マイナスターミナルを取付けて10mmナットを締め付けます。
メモリーバックアップバッテリーの電源を切ってコードを抜きます。
初期化(リセット)
メモリーバックアップバッテリーを使用せずに交換した場合や、バックアップに失敗した場合は初期化(リセット)作業が必要になります。
パワーウインドウ
- ドアガラス半分以上下げる
- パワーウインドウをUP方向に作動させ、全閉停止してから5秒以上スイッチを保持する
- 全てのドアでこの作業を行う
ステアリング舵角センサー
- エンジンを始動する
- ステアリングを左右にいっぱいに切る
パワースライドドア
- スライドドアを手動で全閉する(閉じたままバッテリーを切り離した場合は不要)
パワーバックドア
- 手動でバックドアを全閉する(閉じた状態でバッテリーを切り離した場合は不要)
カーナビのセキュリティ機能
メモリーバックアップ無しでバッテリーを外すとナビゲーションの盗難防止機能が作動し、暗証番号の入力が必要になります。暗証番号を覚えていない場合はあらかじめ盗難防止機能をOFFにしておきます。(純正ナビの場合)
アイドリング
バッテリー交換後アイドリング(停車時のエンジン回転数)が低くなった場合は、スロットルバルブが汚れている可能性があります。
- スロットルバルブを清掃する
- エンジンルームのEFI(20A),ETCS(10A)を抜き5分放置する
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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