バックカメラが突然映らなくなるという経験はありませんか?
これはただの厄介な不具合ではなく、安全運転にも影響を与える重要な問題です。
今日の記事では、バックカメラが映らない原因となる一般的な問題を解決するための、実践的なステップを紹介します。
具体的には、バック信号の点検、カメラ入力RCAコードの状態確認、そしてシステム設定の見直しに焦点を当てています。
純正の8インチ、ビルトインナビゲーションです。
設定の確認
バックカメラが映らない場合、まずカメラ設定を確認することから始めます。
通常、カメラが全く映らない場合は、設定がオフになっている可能性がありますが、今回のケースではカメラが断続的に機能しているため、この確認は省略します。
バック信号の点検
バックカメラが映らない(作動しない)場合、バック信号が適切に機能しているかの確認方法は重要なステップです。以下に、その点検方法についての説明を記します。
バック信号を簡易的に点検
ナビゲーションの種類によってはナビの設定画面でバック信号や車速信号の接続状態を確認できる機種もあります。(今回はギヤをリバースに入れた時画面が切り替わるのでバック信号には問題ないと判断しました。
バックギアの確認
エンジンを稼働させた状態で、バックギアに入れます。この時、バックランプが点灯するかを確認します。バックランプが点灯すれば、バック信号が車両に伝達されている証拠です。
ナビゲーション配線の点検
ナビゲーションの設定画面でバック信号が確認できない場合、配線に電気が適切に供給されているかを点検する必要があります。以下のステップで点検を行います。
ナビゲーション本体を外します。(配線は繋いだまま)
バック信号の配線を見つけます。(基本的にバック信号は紫色の配線です)
イグニッションONの状態でギヤをリバースに入れ、端子にテスターのプローブを当て電圧を点検します。
バックカメラRCAケーブルの点検
バック信号に問題が無ければ、ナビゲーションとバックカメラを繋ぐRCAケーブルも点検する必要があります。
ナビゲーションの取り外し
ナビ本体の取り外し方法を以下に記します。
まずはナビ左右に付いているエアコンの吹き出し口を外します。
内張り剥がしを使用して、エアコン吹き出し口を矢印方向に外します。
吹き出し口が外れたら、ナビ上部のパネルを外します。
矢印の方向にパネルを外します。(固い場合は内張り剥がしを使用します。)
上の2本のビスはプラスドライバーで外します。
下の2本は盗難防止ビスなので、専用工具で外します。
専用工具を使用して盗難防止ビスを外します。
ナビ本体を手前に引っ張るように外します。
RCAケーブルの点検
ナビ本体の裏側に接続されているRCAケーブルを確認します。
RCAケーブルがちゃんと差し込まれているか点検します。
バックカメラを映した状態で、RCAケーブルを揺すって映像が乱れるか確認します。
実際に揺すってみると映像が少し乱れました。やはりRCAケーブルの差し込みに問題があるようです。
バックカメラのRCAケーブルは、バックドアまで伸びており、その交換作業はかなり大掛かりなものになります。
しかし、ケーブル自体を交換する代わりに、RCA端子の接続を強化する方法で問題を解決することが可能です。
- RCA端子の調整: RCA端子を軽く変形させて、差し込みがきつくなるように調整します。これにより、端子とジャックの間の接触が改善され、信号伝送が安定します。
- 接続のテスト: 調整後、RCAコードを揺すってみて映像に乱れがないかをテストします。このテストは、接続の安定性を確認するために重要です。
- 様子見の決定: 揺すっても映像が乱れない場合、接続が改善されていると判断できます。そのため、この状態で様子を見ることにします。
まとめ
実施したテストでは、RCAケーブルを揺すっても映像に乱れが見られなかったため、この方法が一時的な対処法として有効であることが確認できました。
ただし、長期的な解決策としては、定期的な監視や、必要に応じてRCAケーブル、バックカメラの交換を検討する必要があります。
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