こんにちは、今日は日産C25セレナのバッテリー交換、バックアップ、交換後の初期化(リセット)手順について詳しく解説します。
バッテリー交換は自動車の基本的なメンテナンスの一部であり、それほど難しい作業ではありませんが、間違った方法で行うとバッテリーや車に損傷を与える可能性があります。適切な手順を踏むことが重要です。
バッテリーサイズ、用意するバッテリー
C25セレナの新車時バッテリーサイズはグレードによって,の2種類の設定があります。
- 55D23L
- 80D23L
いずれにしてもD23Lなのでケースの大きさ自体は同じです。
(55と80は性能の違い)
ですので80D23L以上の性能のバッテリーを選べば問題ありません。
おすすめのバッテリー
GSユアサ 90D23L
パナソニック 100D23L
バッテリーの交換手順
バッテリーの交換手順は以下の通りです。
- イグニッション(キー)OFFの状態にする
- メモリーバックアップバッテリーを接続して電源を入れる
- エアダクトを外す
- マイナスターミナルを外す
- プラスターミナルを外す
- バッテリーステーを取り外す
- バッテリーを車両から取り外す
- 新品のバッテリーを車両に取り付ける
- プラスターミナルを付ける
- マイナスターミナルを付ける
- バッテリーステーを取り付ける
- エアダクトを取り付ける
- メモリーバックアップバッテリーの電源を切って外す
メモリーバックアップ
エンジンを止め、キーOFFの状態にします。
メモリーバックアップ用のバッテリーは運転席足元にあるOBDカプラーに接続します。
メモリーバックアップバッテリーのコードをOBDカプラーに接続し、電源を入れます。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
カーメイト メモリーキーパー(単4アルカリ乾電池6本使用)
バッテリーの取り外し
バッテリーはエンジンルームのエアダクトの下に取り付けられています。
クリップを2個外してエアダクトを外します。
10㎜のナットを緩めてマイナスターミナルを外します。
10㎜のナットを緩めてプラスターミナルを外します。
10㎜ナットを緩めてバッテリーステーを外します。
バッテリー本体を車両から取り外します。
バッテリー取付
新品のバッテリーを車両に取り付けます。
(バッテリーカバーを忘れずに被せておきます。)
プラスターミナルを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。
マイナスターミナルを取り付けて10㎜のナットを締め付けます。
バッテリーステーを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。
メモリーバックアップバッテリーの電源を切ってコードを外します。
初期セット(リセット)
メモリーバックアップバッテリーを使用せずに交換した場合や、バックアップに失敗した場合は初期化(リセット)作業が必要になります。
パワーウインドウ
- ドアを全て閉める
- イグニッション(キー)をONにする
- ウインドウを半分まで下げる
- パワーウインドウをUP方向に作動させ、全閉停止してから3秒以上スイッチを保持する
オートスライドドア
- オートスライドドア開閉スイッチを操作して全開させる
- オートスライドドア開閉スイッチを操作して全閉させる
- 作動中の異音、誤作動が無いか確認する
- ブザーが鳴るか確認する
バックモニター
- エンジンをかける
- ステアリングを左右にいっぱいに切る
- 時速30km以上で100m以上直進走行する
オートバックドア
- 手動でバックドアを全閉させる
サンルーフ
- イグニッション(キー)をONにする
- サンルーフ全閉状態にする
- 閉方向に30秒以上スイッチを押し続ける
- スイッチを放し、もう一度閉方向に押し続ける。
- 自動で開閉作動が行われた後1~2秒後にスイッチを放す
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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