輸入車のバッテリー交換は国産車と比べて少し難しいイメージがありますが、手順さえ分かっていれば意外と簡単に交換できることがほとんどです。
ところが今回紹介するアウディA8 (4代目 2019年式 F8CZSF)は取付位置も分かりづらく交換作業も難しいです。
バッテリーの取付位置は?
バッテリーは通常どの車もエンジンルームやトランクルームに付いていて、交換も比較的簡単にできるようになっていますが、この車両は非常に分かりずらい場所に付いています。
バッテリーが取り付けられている場所はトランクを開けて右側の内張りの中です。
樹脂製のカバーを外すとバッテリーが見えますが、交換するには穴が小さすぎます。
バッテリーを交換するには周りの内張りを外す必要があります。
バッテリーの交換
バッテリーの交換作業をする前にまずメモリーバックアップ用のバッテリーを繋いでおきます。
リンク
カーメイトメモリーキーパー(単4アルカリ乾電池6本使用)
バッテリーの取り外し
内張り下に付いているフックを2個外します。
トランクアームまわりの樹脂カバーの真ん中の部分を外します。
内張りを外します。
内張りはクリップのみで付いています。
内張りが外れたらバッテリー上のヒュージブルリンクのカバーを外します。
ナットを2個外してバッテリーステーを外します。
バッテリー横に差し込んであるガス抜きのホースを抜きます。
バッテリーターミナルをマイナス→プラスの順番で外します。
ターミナルとヒュージブルリンクを脇に退けておきます。
ターミナルが外れたら古いバッテリーを引き出して外します。
バッテリーの取付
ヤナセのEURO AGMバッテリーを使用しました。
おすすめのバッテリー
リンク
YANASE EURO AGMバッテリー 70Ah
AGMバッテリーを使用します。
新しいバッテリーを元の位置に取り付けます。
バッテリーターミナルをプラスから取り付けます。
バッテリーステーを取り付けてナット2本を締め付けます。
あとガス抜きのホースも忘れずにバッテリー横の穴に差し込みます。
内張りを元通りに取り付けます。
運転席足元に繋いだメモリーバックアップ用のバッテリーを外したら完了です。
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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