今回は日産エルグランドのバッテリー交換手順、メモリーバックアップ方法、バックアップしなかった時の初期セット、リセット手順を紹介します。
バッテリーはエンジンルームに装着されており比較的簡単に交換できますので自分で交換すれば整備費用を安く抑えられます。
用意するバッテリー
D23Lのおすすめバッテリー
パナソニック カオス 100D23L(充電制御車対応)
GSユアサ ECO.R 90D23L (充電制御車対応)
バッテリーの交換手順
交換手順の流れは以下の通りです。
- メモリーバックアップバッテリーを接続して電源を入れる。
- バッテリーを取り外す。
- バッテリーを取り付ける。
- メモリーバックアップバッテリーの電源を切って外す。
- パワーウインドウ、オートスライドドアなどの初期セットをする。
メモリーバックアップ
イグニッションキーをOFFの状態にします。
運転席足元にあるOBDカプラーにメモリーバックアップバッテリーを繋ぎます。
繋いだらメモリーバックアップバッテリーの電源を入れます。この状態でバッテリーを交換していきます。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
バッテリーの取り外し
バッテリーはエンジンルームに取り付けられています。
バッテリーの上にエアダクトが被さっていますので取り外します。
エアダクトを固定している10㎜ボルトを2本外します。
エアダクトを持ち上げて外します。
10㎜のボルト、ナットを緩め、バッテリーステーに取り付けられているブラケットを外します。
10mmナットを緩めてバッテリーステーを外します。
エンジン側の10㎜ナットは完全に取り外します。(反対側は緩めるだけ)
バッテリーステーが外れたら、10㎜ナットを緩めてマイナスターミナルを外します。
10㎜ナットを緩めて、プラスターミナルを外します。
バッテリーを持ち上げて車両から取り外します。
バッテリーの取付
85D23Lの充電制御車対応バッテリーを用意しました。
新品のバッテリーを車両に取り付けます。
バッテリーを載せたら取っ手を取り外します。
外した時の逆の順番で取り付けていきます。
バッテリーの取付が終わったらメモリーバックアップバッテリーの電源を切って外します。
初期セット(リセット)手順
メモリーバックアップバッテリーを使用して交換しなかった場合や、バックアップに失敗した場合はパワーウインドウなどの初期セット(リセット)作業が必要になります。
パワーウインドウ
- 全てのドアを閉じる
- IGスイッチをONにしてウインドウガラスを半分まで下げる
- パワーウインドウをUP方向に作動させ、全閉停止してから3秒以上スイッチを保持する
オートスライドドア
- オートスライドドア開閉スイッチを操作して全開させる
- オートスライドドア開閉スイッチを操作して全閉させる
- 作動中の異音、誤作動が無いか確認する
- ブザーが鳴るか確認する
オートバックドア
- 手動でバックドアを全閉させる
- バックドアをオートで開閉させる
- 異音、誤作動が無いか確認する
- ハザード、警報ブザーの作動確認する
オートドライビングポジション
- システム初期化
- ドライブポジション登録
- インテリジェントキー連動機能の登録
- 設定変更
の順番で作業します。
システム初期化
時速25km以上で走行する又は
- IGスイッチをACC(アクセサリー)からOFFにする
- 運転席ドアを開く
- 運転席ドアを閉じる
- 運転席ドアを開く
ドライブポジション登録
- IGスイッチをONにする
- シフトレバーをP位置にする
- シート、ドアミラーを登録する位置に調整する。
- セットスイッチを押す
- 登録完了・・インジケーター5秒間点灯
- 未登録 ・・インジケーター0.5秒間点灯
5.セットスイッチを押してから5秒以内にメモリスイッチ(1or2)を1秒以上押す
インテリジェントキー連動機能の登録
- IGスイッチOFFにする
- セットスイッチを押す(登録されているインジケーターが点灯する)
- 連動させたいメモリスイッチを押しながらインテリジェントキーのアンロックボタンを押す
- メモリーインジケーターが5秒間点灯
- インテリジェントキー連動機能が正常に作動することを確認する
設定変更
- IGスイッチをOFFにする
- セットスイッチを10秒以上押す(メモリーインジケータが点滅する)
- IGスイッチをACCにする
- セットスイッチを10秒以上押す
- メモリーインジケータ2回点滅・・運転席自動調整機能 ON
- メモリーインジケータ1回点滅・・運転席自動調整機能 OFF
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