異音の発生源を突き止める! サウンドスコープを自作 作成手順

DIY

エンジンが発生源の異音も室内の音に聞こえたり、足回りからカタカタ音がしても音がどこから発生してるか運転席からでは特定することができません。

そんな時便利なのが小さい音でも増幅して聞くことができるデジタルサウンドスコープです。

市販されているサウンドスコープは高価なものが多いため、自作しました。

自作と言ってもゼロからそんなものを作れる知識は私にはないので、本で作り方を紹介していたので同じように作ってみました。

作成方法はオートメカニックという私が30年近く愛読している雑誌に掲載されていたものを紹介します。

オートメカニックはサンデーメカニックのための本なのですが内容はほぼプロレベルです。

メンテナンスの方法、カーナビ、電装パーツ、チューニングパーツの取り付け方なども詳しく説明されています。

オートメカニック 電装パーツ取付ガイド DIY
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サウンドスコープ 作成手順

サウンドスコープを作成するにあたってまず道具をそろえる必要があります。

  • はんだごて
  • はんだ
  • はんだ吸収線
  • ニッパー(小さめ)
  • ドリル
  • プラスドライバー
  • ワイヤーストリッパー(配線の被覆を剥く道具)

高価な物を揃える必要はなく、ホームセンターに売られているもので十分です。

Manelord はんだごてセット 温度調節可(200~450℃) 60W

用意する部品

部品は電子パーツ販売店から通販で入手しました。秋月電子通商

氷スコップは100円ショップ(ダイソー)で購入しました。

  • 10Wモノラルパワーアンプキット(LA4902)
  • プラスチックケース
  • トグルスイッチ ON-ONタイプ(ST1061)
  • ロータリースイッチ1回路12接点(RS2688-0112-3BN)
  • 小型ボリューム 10KΩB(JH16K4B103L20KC-A)
  • 小型ボリューム用ツマミ 15mm(ABSー28)
  • 006P電池ボックス リード線付(BH-9V-1A)
  • 3.5mmモノラルミニジャック(MJ-355)×4個
  • 3.5mmステレオミニジャック(MJ-355W)×1個
  • カーボン抵抗1.8KΩ(100個入)
  • 圧電スピーカー(SPT08)×3袋(2個入)

パワーアンプの作成

パワーアンプは作成キットですので、半田ごてを使用して作成する必要があります。

まず半田ごてを用意します。基本的なセットを用意すれば問題ありません。

 

 

説明書通りに部品を取り付けていきます。形が同じでも抵抗やコンデンサなど数値が違うものがあるので注意して取り付けます。

ボリュームの取り付け

アンプが完成したらボリュームにつなげる配線をはんだ付けします。

配線は余っていたLANケーブルを使用しました。(被覆を剥くと細い配線が出てきます。)

 

アンプにつないだ配線をボリュームにはんだ付けします。

電源、スイッチの取り付け

 

パワーアンプに電源用の配線をつなげます。

トグルスイッチに電源の配線をつなげます。マイナスは端子どうしをはんだ付けし、配線を

電池ボックスのマイナスパワーアンプのマイナスにつなげます。

プラス端子はそれぞれ配線を半田付けし、パワーアンプのプラス電池ボックスのプラスにつなぎます。

プラス側の配線を二股に分岐させてLEDをつなぎます。

LEDは端子の長い方がプラス側です。

ロータリースイッチの取り付け

まずロータリースイッチが4段階でロックされるようにワッシャーをはめます。
1~4番の端子とセンサー入力用の3.5mmミニジャックをモノラルケーブルを使ってつなげます。
真ん中の端子はパワーアンプのHP入力につなぎます。
モノラルケーブルと3,5mmミニジャックのつなげ方です。
ロータリースイッチ側のケーブルのシールド線を一つに束ねて絶縁します。

プラスチックケースの加工

プラスチックケースにはトグルスイッチLEDロータリースイッチボリュームミニジャックを取り付けるための穴をあけます。
センサー入力用3.5mmミニジャックの穴を4か所開けます。
反対側にヘッドホン出力用のミニジャックの穴を1か所開けます。
スイッチとボリュームの穴を開けます。

各部品の取り付け

各部品とアンプの接続が終わったらプラスチックケースに取り付けていきます。

ロータリースイッチのツマミの部分は長いので丁度いい長さにカットします。
センサー入力用のミニジャックを取り付けます。
パワーアンプと電池ボックスはケースの蓋に両面テープで固定します。

ヘッドホン出力の取り付け

ヘッドホンに出力するミニジャックとパワーアンプをつなぎます。

センサー入力用のミニジャックと同じようにモノラルケーブルを使ってつなげます。

ボリュームとロータリースイッチのツマミを取り付けたらユニット側は完成です。

集音センサーの作成

集音センサーはアンテナロッド×1個、ワニ口クリップ×4個を作成します。

氷スコップの持ち手部分を残し切り取り、アンテナロッドを取り付けます。

センサーとして使う圧電ブザーとモノラルケーブルをつなぎます。

センサーをアンテナロッドに貼り付けます。

ワニ口クリップにセンサーを取り付けます。これを4個作ります。

動作確認

完成したらスイッチを入れてヘッドホンに音が聞こえるか確認します。

ワニ口クリップを使うことで走行中の車の下廻りや離れた部分の異音も特定することができます。

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