今回はダイハツタント(LA600S/LA650S)のバッテリー交換手順、初期化(リセット方法)、アイドリングストップ警告灯が点灯したときの対処法を紹介します。
用意するバッテリー
この車種(600系)はすべてのグレードでM-42(アイドリングストップ車用)のバッテリーを使用してます。
今回はGSユアサ製のバッテリーを用意しました。
M-42のおすすめバッテリー
M-65のおすすめバッテリー
バッテリーの交換
以下の手順で交換します。
- キースイッチをOFFにする
- メモリーバックアップバッテリーを接続して電源を入れる。
- バッテリーマイナスターミナルを外す
- バッテリーステーを外す
- バッテリープラスターミナルを外す
- バッテリーを車両から取り外す
- 新品バッテリーを車両に取り付ける
- バッテリープラスターミナルを取り付ける
- バッテリーステーを取り付ける
- バッテリーマイナスターミナルを取り付ける
- メモリーバックアップバッテリーを外す
- パワーウインドウなどのリセット、初期化をする(バックアップバッテリーを使用しなかった場合)
メモリーバックアップ
まずキースイッチをOFFの状態にします。
メモリーバックアップバッテリーは運転席足元にあるOBDカプラーに接続します。
メモリーバックアップのカプラーを接続します。
メモリーバックアップバッテリーの電源を入れます。これでバックアップが取れている状態なので、バッテリーの取り外し作業に入ります。
おすすめのメモリーバックアップバッテリー
バッテリーの取り外し
バッテリーはエンジンルームに取り付けられています。
10㎜のナットを緩め、マイナスターミナルを外します。
アースケーブル(マイナス)がバッテリーステーに固定されているので、プライヤーなどでロック部分を縮めて外します。
10㎜のボルト、ナットを緩め、バッテリーステーを取り外します。
マイナスターミナルを先に外したほうがバッテリーステーを外し易くなります。
10㎜ナットを緩めてプラスターミナルを外します。
バッテリーを車両から取り外します。
バッテリーの取付
新品バッテリーを車両に取り付けます。
車両に取り付けたら取っ手を外します。
バッテリーステーを取り付けます。
プラスターミナルを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。
バッテリーステーを取り付けて10㎜のボルト、ナットを締め付けます。
マイナスケーブルのクランプを取り付けてからマイナスターミナルを取り付けます。
初期化(リセット)作業
メモリーバックアップバッテリーを使用せずに交換した場合や、バックアップに失敗した場合は初期化(リセット)作業が必要になります。
パワーウインドウ
- パワーウインドウスイッチを操作して運転席ガラスを全開させる
- パワーウインドウスイッチを操作してガラスを全閉させてそのままスイッチをUP状態で2秒以上保持する。
パワースライドドア
- パワースライドドアを手動で全閉させる(全閉状態で作業した場合は不要)
スマートアシスト(ステアリング舵角センサー)
スマートアシスト初期学習中の場合メーターにレーザー停止14Eと表示されます。この場合しばらく走行することで初期学習が完了し、表示も消えます。
エコアイドル警告灯が点滅している場合
エコアイドルの警告灯が点滅している場合は
- ECU-B(エンジンルーム内)10Aのヒューズと
- BACKUP(助手席グローブボックス内)の15Aのヒューズ
を1分以上取り外して取り付けます。
バッテリーの廃棄について
廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。
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