ハイエース(TRH200)のエンジンがかからない!燃料ポンプの交換で解決

アイキャッチ画像 エンジン

こんにちは。今回は、ハイエース(TRH200系)で起こる「エンジンがかからない」というトラブルについて解説します。

エンジンが始動しない原因はいくつかありますが、その中でも比較的多いのが燃料ポンプの不具合です。

ただし、エンジンがかからない原因は燃料ポンプだけとは限りません。
例えば、燃料メーターの不良によってガス欠に気づかないケースもあります。

この記事では、エンジンがかからないときに考えられる原因や点検のポイント、そして燃料ポンプの交換が必要になった場合の作業手順について、できるだけ分かりやすく解説していきます。

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故障診断

エンジンがかからない場合の診断手順を説明します。

エンジンが始動しない際には、主に「火花(点火)燃料供給圧縮」の三つの基本要素を点検することが重要です。

燃料供給の点検

これらの要素のうち、特に燃料供給の問題を素早く診断する方法の一つとして、パルセーションダンパーの点検があります。

パルセーションダンパーは、燃料システム内の圧力変動を吸収するために使用される部品です。

燃料供給の問題を簡易的に診断するには、パルセーションダンパーの中央にあるビスを点検します。

このビスが飛び出している場合、それは燃料システム内に適切な圧力がかかっていることを示しており、燃料がエンジンに到達している可能性が高いことを意味します。

点検すると真ん中のビスが飛び出しておらず、燃料がエンジンまで来ていないことが分かりました。

燃料レベルの点検

ガス欠が原因でエンジンがかからない可能性もあるため、まずは燃料レベルの点検が必要です。

初めに、車両の燃料メーターのゲージを確認しました。ゲージはタンクの半分近くを示していましたが、念のため数リットルのガソリンを追加してみました。

その後、エンジンを始動させようとスターターを回しましたが、燃料圧力がなく、エンジンはかかりませんでした。

燃料ポンプの交換

原因が燃料ポンプにあると、断定できたので交換の準備をします。

交換する部品です。バラバラで届きます。

不具合はないですが、フューエルセンダーゲージもついでに交換します。

燃料タンクの取り外し

燃料ポンプを取り外すためには、車両の室内にあるサービスホールを利用するか、または燃料タンクを車体から下ろす必要があります。

この車両は室内からのアクセスが難しいため、燃料タンクを下すことにしました。

車をリフトアップして燃料タンクを外します。

燃料がたくさん入っている場合は、外す前に抜いておく必要があります。

給油口に繋がっている燃料ホースを外します。

フューエルホースをカプラーを外して、切り離します。

カプラーのロック部分をカバーしている部品を先に外してから、カプラーを切り離します。

燃料ポンプに繋がっているカプラーを外します。

12㎜のボルトを6か所緩めると燃料タンクが外れます。

燃料ポンプの取り外し

燃料タンク上部のホース3本、カプラー1個、ボルト8本を外していきます。

カプラーとホースを外します。

カプラータイプのホースはロック部分を縮めながら引き抜きます。

その他のホースはロックしている部品を外すと抜けます。

8㎜のボルトを8本緩めて、燃料ポンプをタンクから外します。

取り外した燃料ポンプです。

燃料ポンプの取付

燃料ポンプとフィルターを組み立てていきます。

組み立てたらフューエルセンダーゲージを新品に交換します。

写真の向きで燃料ポンプを取り付けます。

8㎜のボルト8本で固定してから、ホースとカプラーを取り付けます。

12㎜のボルトを6本取り付けて燃料タンクを固定します。

給油口に繋がっている燃料ホースをタンクに取り付けます。

燃料ホースのカプラーを3本繋ぎます。

燃料ポンプのカプラーを取り付けます。

これで作業は完了です。スターターを回すと問題なくエンジンが掛かりました。

燃料計に不具合がある場合

ハイエース200系では、燃料計が正しく最低レベルまで下がらないという問題がしばしば発生しています。

この状況は、運転者が実際の燃料量を見誤り、その結果、予期せずガス欠を起こす原因となっています。

この不具合の原因は燃料タンクではなく、主にメーター本体にあることが多いです。

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