セレナ(C27)に2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法【詳細解説】

アイキャッチ画像 ドライブレコーダー

こんにちは。今回はセレナ(C27)に2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法を紹介します。

セレナ(C27)は、「どこから電源を取るべきか」「配線の取り回しはどうするのか」など、悩むポイントが多いですよね。

この記事では、セレナC27に前後2カメラタイプのドライブレコーダーを取り付ける方法を、ナビ裏からの電源取得を中心に詳しく解説していきます!

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セレナC27にドライブレコーダーを取り付ける際のポイントとは?

ドライブレコーダーを取り付ける際に最も重要なのが電源の取得方法ですが、セレナC27では一般的なACC電源ではなくIG(イグニッションON)電源を取る必要があります。これは、シガーソケットの電源が**オートACC(エンジンOFF後も一定時間通電する)**になっているため、ドライブレコーダーの安定した動作には適さないからです。

また、リアカメラの配線の取り回しも難関ポイントです。バックドアに配線を通す際、蛇腹ゴムの中を通し、バックドア内部へ引き込む作業が必要になります。ここが一番苦労する部分ですが、正しい手順で作業すればスッキリ配線できます

取り付けるドライブレコーダー

今回取り付けるのは、コムテックの前後2カメラドライブレコーダー「HDR965GW」です。このモデルは直接配線タイプのため、シガープラグが付属しておらず、車両側から直接電源を取る必要があります

通常のシガーソケット給電タイプとは異なり、ナビ裏やオプションカプラー、ヒューズボックスなどからIG電源・常時電源を取得して接続する方式となります。そのため、適切な電源の取り出し方法を選ぶことが重要です。

2カメラドライブレコーダー取付手順

取付手順の大まかな流れは以下の通りです。

  1. 電源取り出し
  2. フロントカメラの取付
  3. リアカメラの取付
  4. 動作確認

この順番で作業を進めていきます。

電源の取り出しはどの方法が最適?

セレナC27では、以下の3つの方法で電源を取ることが可能です。

  1. ナビ裏から電源を取る
  2. オプションカプラーから電源を取る
  3. ヒューズボックスから電源を取る

結論として、**配線をスッキリさせたいなら「ナビ裏」or「オプションカプラー」、手軽に済ませたいなら「ヒューズボックス」**がベストです!

それぞれの方法について、接続方法を詳しく解説します。

ナビ裏から電源を取る

ナビ裏には、**IG ON電源BATT(常時電源)GND(アース)**が揃っているため、ドライブレコーダーの直接配線モデルを取り付けるのに適しています。

  1. ナビ周りのパネルを外す
    • 内張りはがしを使って慎重にパネルを外す。
  2. ナビを固定している4本のネジを外す
  3. ナビを手前に引き出し、裏側の配線を確認する

ナビの配線

ナビ裏の**メイン電源カプラー**から電源を取得します。接続する配線を間違えないように、検電テスターを使って以下のポイントを確認してください。

配線の位置

12Pカプラーの2番・・・IGN電源ですが、アクセサリー電源として使用します。

20Pカプラーの20番・・・常時電源(バックアップ電源)

20Pカプラーの19番・・・アース(ナビのブラケットに接続してもOK)

テスターの使い方
  1. テスターの黒(マイナス)端子をボディ金属部分に接触
  2. テスターの赤(プラス)端子をナビ裏の各配線に当てて電圧(ランプ)を確認
  3. エンジンON/OFFで電圧が変化するかを確認

オプションカプラから電源を取る

車両側に用意されているオプションカプラーを利用すると、電源の確保が容易になります。

オプションカプラーは、運転席側のダッシュボード下部、ステアリングの右側に位置しています。

具体的には、ステアリング右側にあるカバーを外すと、カプラーが見つかります。

オプションカプラ

C27(前期)用 電源取り出しオプションカプラ

C27(後期)用 電源取り出しオプションカプラ

電源取り出し専用カプラーを使用すると確実です。

ヒューズから電源を取る

ヒューズボックスからの電源取り出しは、車両の電装系に影響を及ぼす可能性がありますので、事前にディーラーや専門家に相談することをおすすめします。
ヒューズボックス
ここではアクセサリー電源の取り出し方法のみを紹介します。
グローブボックスの裏のヒューズボックスから電源を取り出します。

フロントカメラの取り付け

フロントカメラはルームミラーの後ろ、助手席側に取り付けます。

フロントカメラ

配線は、電源とリヤカメラの2本通します。
フロントカメラ
電源配線は、電源を取り出した箇所からAピラーを通り、フロントカメラまで配線します。
リアカメラの配線は、ルーフ内を通して車両後方のバックドアまで引き回します。

リヤカメラの取り付け

蛇腹ゴムからリアガラスまでの配線通路は非常に狭く、配線を通しづらいため、作業の中でも特に難所となります。

リヤカメラ

リヤカメラは、バックドアのガラスに取り付けます。
リヤカメラの配線
ハーフバックドア(ガラス部分)を開けて、リヤカメラの配線を通します。
赤線のルートのように配線を通すと、若干通しやすくなります。
リヤカメラの配線
リアカメラの配線は、ルーフ内を通してフロントカメラまで引き回します。

動作確認

すべての配線作業が完了したら、最後にドライブレコーダーの動作確認を行います。

まずエンジンをONにして、フロントカメラ・リアカメラの電源が入り、モニターに映像が表示されるかを確認します。
前後カメラが正しく録画されているか、SDカードが認識されているかもチェックしましょう。

コムテック HDR965GW は、初期設定の状態でも基本的な録画・保存機能は問題なく動作するため、特に細かい設定を変更しなくてもすぐに使用できます。

必要に応じて、画質設定や音声録音の有無、駐車監視のON/OFFなどをメニューから調整すればOKです。
録画データがしっかり保存されていることを確認すれば、取付作業はすべて完了です!

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