スズキ スペーシア(MK32S/MK42S)のバッテリー交換 リセット手順

アイキャッチ画像 バッテリー

こんにちは。今回はスズキ スペーシア(MK32S/MK42S)のバッテリー交換手順、メモリーバックアップの方法、交換後のリセット手順、適合バッテリーサイズを詳しく解説します。

初めての方でもわかりやすいよう、手順を丁寧に説明します。

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バッテリーサイズ

スズキ スペーシア(MK32S/MK42S)の新車出荷時に搭載されている純正バッテリーと、互換性のある適合バッテリーサイズは以下の通りです。

バッテリーサイズ表

スペーシアのバッテリー交換を検討する際、M-42RとK-42Rのどちらを選べば良いのか迷う方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、M-42RとK-42Rは互換性があり、どちらを取り付けても問題ありません

主な違いは外形長さが約1cm異なる点のみで、端子位置、性能には大きな違いがありません。そのため、どちらを選んでもスペーシアに適合します。

バッテリー品番に付く R の有無によって端子の向きが異なるため、M-42RM-65R は適合しますが、M-42M-65(Rの付かないバッテリー)は取り付けができません。R が付いていない場合、プラス端子とマイナス端子の位置が逆になるため、車両の配線が届かない、または誤接続による故障の原因となる可能性があります。

M-42Rのおすすめバッテリー

GSユアサ アイドリングストップ車用バッテリー M-42R

M-65のおすすめバッテリー

パナソニックカオス アイドリングストップ車用バッテリー M-65R 

バッテリー交換手順

バッテリー交換の手順は、以下の流れで進めます。

  1. メモリーバックアップバッテリーを接続
  2. 古いバッテリーを取り外す
  3. 新品バッテリーを取付
  4. 交換後の初期設定(パワーウインドウ、パワースライドドア)

メモリーバックアップの方法

イグニッションOFFの状態にしておきます。

OBDカプラーの位置

メモリーバックアップバッテリーは運転席足元にあるOBDカプラーに接続します。

メモリーバックアップバッテリーを接続

メモリーバックアップバッテリーを接続して電源を入れます。

カーメイト メモリーキーパー(単4型アルカリ乾電池6本使用) OBDⅡ給電仕様

古いバッテリーの取り外し

バッテリーの位置

バッテリーはエンジンルームに取り付けられています。

バッテリーステー

8㎜のナットを緩めて、バッテリーステーを外します。

マイナスターミナル

10mmのナットを緩めて、マイナスターミナルを外します。

プラスターミナル

10mmのナットを緩めて、プラスターミナルを外します。

バッテリーの取り外し

古いバッテリーを車両から取り外します。

新品バッテリーの取付

新品バッテリーの取付

新品バッテリーを車両に取り付けます。

取っ手の取り外し

車両に取り付けたら取っ手を外します。

プラスターミナル

プラスターミナルを取り付けて、10mmのナットを締め付けます。

マイナスターミナルの取付

マイナスターミナルを取り付けて、10㎜のナットを締め付けます。

バッテリーステーの取付

バッテリーステーを取り付けて、8mmのナットを締め付けます。

メモリーバックアップバッテリー取り外し

メモリーバックアップバッテリーの電源を切り、取り外します。

バッテリー交換後のリセット(初期化)手順

交換作業の際、メモリーバックアップバッテリーを使用しなかったり、バックアップに失敗した場合、初期化(リセット)作業が必要です。

パワーウインドウ

  1. イグニッションONにする
  2. 運転席のドアガラスを全開にする
  3. パワーウインドウをUP方向に作動させ、全閉停止してから約3秒スイッチを保持する

パワースライドドア

手動でスライドドアを全閉にする。

スライドドアを閉じたまま、交換作業をした場合は不要です。
バッテリー交換後にアイドリングが低下してエンストしそうになったり、不安定な状態になる場合は、スロットルを清掃し、コンピューターの再学習を行ってみてください。

古いバッテリーの廃棄処分

廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。

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