こんにちは。今回はメルセデスベンツ C200(W205)のエンジンオイルとオイルエレメントの交換作業を行いましたので、その作業工程をご紹介します。
この記事では以下の内容について、順を追って詳しく説明します:
- おすすめのエンジンオイル
- オイルの抜き方
- オイルエレメントの交換方法
- 新しいオイルの入れ方
それでは、作業の流れを見ていきましょう!
おすすめのエンジンオイル
この車種ではエンジンオイルを6.5L使用するため、購入する際は以下のいずれかの方法がおすすめです:
- 4L缶を2個(合計8L)購入
- 必要量を十分に確保でき、少量の余りが出ます。
- 4L缶を1個と1L缶を3個(合計7L)購入
- 必要量に近い分量を購入でき、余剰を最小限に抑えられます。
- 20Lペール缶を1個購入
- 定期的にオイル交換を行う場合や、複数の車両で使用する場合におすすめです。コストパフォーマンスが高く、長期的に見て経済的です。
必要な量や使用頻度に応じて、最適な購入方法を選んでください。
以下に、代表的なブランドと銘柄をいくつか挙げますので、参考にしてください。
Mobil FS X2 5W-40 化学合成油 4L,1L缶
- 内容量:4L or 1L ■粘度:5W-40■API:SN(CF相当)■ACEA:A3/B3、A3/B4
- 油種:化学合成油■用途:ガソリン・ディーゼルエンジン車用
- 推奨車種:大排気量車、スポーツ車、ヨーロッパ車
- メーカー承認:MB-Approval 229.3、PORSCHE A40、VW 502 00/505 00
Mobil1 FS X2 5W40 [ 20リットル X 1缶 ] 化学合成油
- 内容量:20L ■粘度:5W-40■API:SN(CF相当)■ACEA:A3/B3、A3/B4
- 油種:化学合成油■用途:ガソリン・ディーゼルエンジン車用
- 推奨車種:大排気量車、スポーツ車、ヨーロッパ車
- メーカー承認:MB-Approval 229.3、PORSCHE A40、VW 502 00/505 00
オイルエレメント
オイルエレメントは純正OEMの部品がおすすめです。
今回はW205のガソリンエンジンなので、06003を選びます。
MAHLE マーレ オイルエレメント 06003
マーレオイルフィルター 06003 OX982D
ドレーンボルト ガスケット
メルセデスベンツ C200(W205)のドレーンボルト用ガスケットサイズは、内径14mm、外径20mm、厚さ1.5mmです。
ドレンパッキン ドレンワッシャー M14 外径20mm 内径14mm 10枚セット メルセデスベンツ用 Cクラス (W202) C200 品番EUW09
エンジンオイル交換手順
大まかな手順は以下の通りです。
- オイルを抜く(ドレンボルトを外す)
- ドレーンボルトを取り付ける
- エレメントを外す
- エレメントを交換する
- 新しいオイルを注入
エンジンオイルの抜き取り
ドレーンボルトを緩めるには、アンダーカバーを外す必要があります。
まずフロント側を外します。
リヤ側のアンダーカバーを外します。
13mmのメガネレンチ又はソケットレンチを使用して、ドレーンボルトをとりはずします。
古いエンジンオイルが、抜けるまで待ちます。
ドレーンボルトに新品ガスケットを取り付けます。
ドレーンボルトを取り付けます。
抜き取り時に垂れたオイルを、きれいに拭き取ります。
オイルエレメントの交換
オイルエレメントはエンジン上部のエアダクト下に付いています。
エアダクトを取り外します。
エンジンカバーを取り外します。
オイルエレメントのケースを緩めて外します。
27mmのソケットレンチを使用して、ケースを緩めます。
Oリングを3か所取り外します。
フィルターをケースから引き抜きます。
新品オイルエレメントとOリングを組付けます。
Oリングにラバーグリースを塗布します。
オイルエレメントを取り付けます。
オイルフィルターケースを締め付けます。(25Nm)
エンジンオイルの注入
オイルジョッキを使用して、エンジンオイルを6.5リットル補充します。
オイル量の点検
- 車両を平坦な場所に停車
- エンジンを暖気する
- エンジンを止めて5~10分放置する
- レベルゲージでオイル量を点検する
- 必要に応じてオイルを補充する
レベルゲージでオイル量を確認します。足りない場合はオイルを補充します。
エンジンオイルの廃棄
- 自治体の指定方法に従う
- 自治体によっては、家庭から出る廃油を処分する方法が定められています。
- 一般的には、指定の回収場所や廃棄日が設定されています。
- カー用品店や整備工場に持ち込む
- 多くのカー用品店(オートバックス、イエローハットなど)や整備工場では、廃油の回収サービスを提供しています。
- 有料の場合が多いですが、安全に処分してくれるため便利です。
- 廃油吸収剤を使用する
- 市販の廃油処理箱や廃油吸収剤(紙や粉末タイプ)を使用して、使用済みオイルを固形化します。
- 固化したオイルは、自治体の指示に従って可燃ゴミまたは不燃ゴミとして廃棄できます。
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