マツダ デミオDJ系のバッテリー交換 リセット手順 サイズ選び

アイキャッチ画像 バッテリー

こんにちは!今回は、マツダデミオDJ系のバッテリー交換手順に加えて、適切なバッテリーサイズの選び方、そして交換後の初期化(リセット)手順について詳しく説明します。

最近の自動車には、アイドリングストップ機能付き車両やハイブリッド車用として、大容量のバッテリーが使用されることが増えています。

そのため、バッテリーの交換時には、大きな出費が必要となることが多いです。

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バッテリーサイズ選び

マツダデミオDJ系のバッテリーには、Q-85とS-95の2種類のサイズがあります。

バッテリーサイズは車両型式とエンジン型式によって決まります。これらの情報は車両型式は車検証か自動車検査証記録事項に記載されています。

電子車検証では、すべての情報が記載されていないため、詳細な情報は「自動車検査証記録事項」で確認する必要があります。この記録事項を参照すれば、車両に関するすべての必要な情報が確認できるため、部品の注文やメンテナンス時に役立ちます。
ディーゼル車の場合Q-85とS-95の2種類のサイズを使用しているため、現車に付いているバッテリーを確認することを、おすすめします。

Q-85のおすすめバッテリー

GSユアサ Q-85 アイドリングストップ車用バッテリー

Q-105のおすすめバッテリー

 パナソニックカオス Q-105 アイドリングストップ車用バッテリー

S-95のおすすめバッテリー

GSユアサ S-95 アイドリングストップ車用バッテリー

S-115のおすすめバッテリー

パナソニックカオス S-115 アイドリングストップ車用バッテリー

バッテリーの交換手順

  1. 古いバッテリーを取り外す
  2. 新しいバッテリーを取り付ける
  3. リセット(初期化)作業をする
デミオのアイドリングストップ車では、バッテリー交換時にリセット(初期化)作業でバッテリーターミナルを外す工程があるため、メモリーバックアップを行わずに交換します。

古いバッテリーの取り外し

バッテリーはエンジンルームに取り付けられています。

10㎜のナットを緩めて、バッテリーステーを外します。

10㎜のナットを緩めて、マイナスターミナルを緩めます。

10㎜のナットを緩めて、プラスターミナルを外します。

バッテリーカバーを外してから、古いバッテリーを車両から取り外します。

新しいバッテリーの取付

新しいバッテリーを車両に取り付けます。(バッテリーカバーも先に取り付けておきます)

取っ手を外します。

プラスターミナルを取り付けて、10㎜ナットを締め付けます。

バッテリーステーを取り付けて10㎜ナットを締め付けます。

マイナスターミナルを取り付けます。

リセット作業時にマイナスターミナルを外す工程があるため、10mmナットは締め付けずに仮止めしておきます。

初期化(リセット)

アイドリングストップ車では、バッテリー交換後にいくつかの初期設定が必要です。これは、バッテリーの充放電積算量をリセットし、新しいバッテリーをコンピューターに認識させるためです。具体的には、以下の手順を行います。

  1. バッテリー充放電積算量のリセット
  2. バッテリー状態初期設定(i-stop設定)
  3. パワーウインドウ システム初期設定
  4. ステアリング舵角センサー
バッテリー放電積算量とバッテリー状態設定は、メモリーバックアップバッテリーを使用して作業を行った場合でも必要です。

バッテリー充放電積算量のリセット(ハイブリッド車は不要)

  1. イグニッションONの状態にします
  2. シフトレバーをN(ニュートラル)にする
  3. ブレーキペダルを踏みながら、アクセルペダルを踏みこむ。
  4. 充電警告灯とマスター警告灯が点灯したらアクセルを踏む戻すを3回行う
  5. 充電警告灯が点灯、マスター警告灯が消灯したらi-stop設定に移る

バッテリー状態初期設定 i-stop設定(ハイブリッド車は不要)

  1. バッテリーマイナスターミナルを外し、5分間放置する
  2. 電流センサーのカプラーを外す(マイナスターミナル横)
  3. バッテリーマイナスターミナルを取り付けて、10秒待つ
  4. 電流センサーのカプラーを接続する
  5. イグニッションON状態にして15秒以上待つ(エンジンはかけない)
  6. i-stop.OFFスイッチを約10秒長押しする
  7. i-stop表示灯 緑 が点滅することを確認する(istop警告灯 橙 が点灯したらやり直し)
  8. イグニッションOFFにする

i-stop表示

i-stop作動の確認(ハイブリッド車は不要)

  1. エンジンを始動する
  2. i-stop表示灯()が消灯するか確認する
  3. 時速4km以上で走行する
  4. i-stop()が点灯することを確認する
  5. 車両を停止させ、アイドリングストップが作動することを確認する

 

パワーウインドウ

  1. ドアガラスを半分以上下げる
  2. パワーウインドウをUP方向に作動させ、全閉停止してから5秒以上スイッチを保持する
  3. AUTO機能が作動するか確認する

ステアリング舵角センサー

  1. エンジンを始動する
  2. ステアリングを左右にいっぱいに切る

バッテリーの廃棄について

廃バッテリーは資源になるため、多少金額がかかるかもしれませんが、修理工場で引き取ってもらえると思います。定期点検や車検のついでにお願いしてみてください。

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