車のエアコンにはエアコンフィルターが付いています。(昔の車には付いていませんが)基本的には清掃はできなくて定期的に交換します。
交換サイクルは1年または10000キロを目安に交換します。
費用は部品代が2000~3000円、工賃が1000~2000円くらいです。
エアコンフィルターの交換作業は車種によっては簡単にできるので自分で作業すれば節約になります。
特にトヨタ車は簡単に交換できるので自分で交換することをおススメします。どのくらい簡単かというと工具を使わず交換できます。
日産車はやや難しいので自分で交換するのは大変かも知れませんが、手順さえ分かれば出来ないことはないと思うので、ここで紹介します。
トヨタ車のエアコンフィルター交換方法 手順
トヨタ車のエアコンフィルターは、ほぼすべての車種でグローブボックスの奥に取り付けられています。
ですのでグローブボックスを取り外して中のフィルターカバーを外せば交換できます。
まずグローブボックスを開けてダンパーを外します。
ストッパーを縮めながらグローブボックスを外します。
フィルターカバーを外します。
UP↑マークに注意してフィルターを交換します。
日産車のエアコンフィルター交換方法、手順
日産車のエアコンフィルターは外す部品点数が多く、フィルターの取り付け位置もダッシュボードの奥のほうにあって、かなりキツイ体勢で作業しなくてはいけません。
あとフィルターの取付穴が狭く設計されているので、取り外しと取り付けの際、フィルターを少し潰さなければいけません。
難しい日産車の例(NV200バネット)
特に交換作業が難しい車種(NV200バネット )の手順を紹介します。
グローブボックス周りのパネルを外します。
グローブボックス本体を外します。
フィルターの前に白いプレートが付いていますので外します。
フィルターを取り外して交換します。(フィルターカバーは一体型です)
簡単な日産車の例(キャラバンNV350 )
トヨタ車とほぼ同じ方法で交換できます。
グローブボックスを外します。
フィルターケースを引き出します。
ケースからフィルターを取り出して交換します。
スズキ車のエアコンフィルター交換方法 手順
スズキ車のエアコンフィルターもトヨタ車と同様、比較的簡単に交換できます。
ワゴンR MH23S (2008年~2012年)
助手席のグローブボックスを開けてストッパー部分を縮めながら取り外します。
ロック部分を浮かしながら、フィルターカバーを外します。
↑向きに注意して新品フィルターに交換します。
ピットワークのフィルターを使用しました。
エアコンフィルターを交換しないとどうなるのか?
エアコンフィルターは通常1年、10000キロで交換しますが、まったく交換しないとどうなるのでしょうか?
ひどい例だと臭いはもちろんエアコンの風がほとんど出なくなります。
フィルターの目詰まり
写真は約10年間無交換だったエアコンフィルターです。
ここまでくるとエアコンの風がかなり弱くなります。
4トントラックのエアコンフィルターです。完全に目詰まりしています。トラックなどの作業車は汚れやすいので定期的に清掃します。
ねずみの侵入?フィルターがボロボロに
ねずみが侵入してフィルターがボロボロにかじられているケースもあります。
完全に穴が開いています。フィルターの破片がブロワファンに絡まってしまっています。
こうなってしまうと、ブロワファンを外して絡まった破片を取り省く必要があります。
エアコンのユニットに穴が開けられています。結構固いプラスチックでできているのですが、ネズミの歯って強靭なんですね。
フィルターの上に木の実が乗っている場合もネズミの仕業の可能性が高いです。
タバコのヤニ汚れ
乗っているユーザーがヘビースモーカーの場合フィルターがヤニで汚れてしまいます。
茶色い汚れはもちろん、臭いもひどくなります。
ここまでひどい汚れになるとフィルターを新品に交換しただけではエアコンの臭いは消えません。
自動車専用の消臭剤を使えば少し臭いが取れます。
スチームタイプの消臭剤が一番効果があると思います。ただし完全に臭いを消すことはむずかしいですね。
走行距離が少なくても、フィルターは定期的に交換しましょう。
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